プログラム農法Q&A

プログラム農法と惜しみない労力から生まれる「金銀」。

Q:「金銀」が取り入れている「生態系生体システムプログラム農法」(プログラム農法)と、一般的な米作りとの違いはどんなところですか? 

A::まず土台となる土作りから違います。プログラム農法は土壌が一つの生命体として機能するように、科学的なデータをもとに緻密なプログラムに沿って、肥料や水、酸素の量を調整していくのが特徴です。このため、土作りは土壌の物理性、化学性、微生物性、生体エネルギー性をチェックすることから始めます。のずえ農園の場合、土壌は粘土質で、都田川の水のおかげでマグネシウムとカルシウムの数値が高く、土壌phは自然がつねに弱酸性に保ってくれています。この優位性を生かしながら、土壌のデータに合わせた施肥設計を行い、ミネラルの補給とともに微生物性を高める資材を投入しています。

Q:苗作りについてはどんな作業を行っていますか?

A:苗作りの段階では、稲自体への教育が始まります。そのひとつが3歳児教育のように苗の頭(葉先)を撫でることです。これは麦踏みと同じで、成長ホルモンを誘発させる効果があります。この作業は5000枚を超える苗箱に行います。たいへんな作業量です。
 もうひとつ、苗のときに行うのが「ずらし」という作業です。苗箱を固定していると苗は一方向の光しか浴びることができないので、どんな状況でも光合成を促進させるため、苗箱を回転させて苗全体に光を当てるようにします。これも5000枚の苗箱を2週間ごとに行います。

Q:苗作りから重労働ですね。田植えの前にはどんな作業がありますか?

A:田植え前の苗には、小学校に上がる前にランドセルを背負わせるような感覚で葉面散布をします。細胞活性液とミネラル、微生物の混合液を散布することで、植えてからすぐに根を張り、太陽の光をすぐに吸収できるようにしています。

Q:水田は水の管理も重要だと思います。この点についてはいかがですか?

A:稲の成長に合わせて、きめ細かく水田の水の出し入れをしています。特に、根に酸欠状態をもたらす硫化水素の処理が重要なポイントになるため、中干しと同時に硫化水素を蒸発させます。 つぎに「間断冠水」をして、つねに水田に水がひたひたの状態になるようにしています。ただ、夏の暑い日中も水田に水を入れておくと水温が高くなり、稲が呼吸をし過ぎて体力を消耗してしまいます。ですから、そうならないように、夜は水を張っておき、昼間は抜くという作業をします。

Q:そうしたご苦労のあとに収穫を迎え、籾摺りの作業に入るわけですね。ここではどんな工夫をしていますか?

A:収穫にあたっては、実がしっかりと充実しているかどうかの見極めが重要です。穂首と呼ばれている部分が青い場合は未熟というサインですから、その部分が十分に黄色く枯れるまでじっくり待ちます。そうして収穫した実は、完熟して充実しています。
収穫のつぎは籾摺りです。ここでは特殊セラミックを通した「電気誘導翻訳装置」を使っているため、お米の表面に静電気が起きないのが特徴です。静電気が起きるとお米の表面に水分が吸着して酸化しやすくなりますが、それがありません。そのためお米の貯蔵性が高まっています。また、たんぱく質の結合を促す効果により、お米の粒が引き締まり、お米同士が引き付ける力が強くなっています。このため米袋から出すとき、ゆっくりと流れ出る感じがします。

Q:静電気をシャットアウトされて精米された金銀はどんな特徴を持っていますか?

A:お米が精米機の中をゆっくり流れ、やさしく精米できるので、搗(つ)き上がったお米がたいへんきれいです。一般的な精米の場合、お米の表面に小糠(こぬか)が付きますが、それがまったく付きません。金銀はお米が美しく輝いているのが特徴です。